今が桜満開で、例年より遅いぐらいですが、みなさん花見はされましたか?この時期の私の楽しみと言えば、花見とマスターズゴルフです。毎年開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、花が咲き乱れ、新緑の美しいフェアウェイとグリーン、真っ白なバンカーと、この世のものとは思えない美しさです。そこで繰り広げられる、名手たちのプレイも最高の醍醐味を毎年味あわせてくれます。今回は非常に厳しいコース・コンディションで、優勝がオーバー・パーという結果でしたが、それでも数々のスーパー・プレイを見る事ができました。 私は3年程前にプロを指導するレッスン・プロと知り合い、東京在住の為、たまにしか直接指導は受けられませんが、そのレッスンの基本となる理論は、その先生の師匠(今はアメリカ在住の日本人)が構築したもので、医者である自分にもかなり勉強になるのです。 それは、人体の骨格上、理想的な立ち方、理想的な歩き方、そのときの筋肉の働き、重心の位置などの話から始まります。要は全ての運動は骨の位置移動であり、そのために最も有効な姿勢と無駄の無い筋肉の働きがあるということなのです。基本姿勢(ゴルフではアドレス)が良くないといい動きは出来ず、むしろ体を痛める事にもなりかねません。 そういう話を何度も聞くうちに、例えば神経系統も内蔵機能も全ての体の働きは良い姿勢があって初めて成り立つ物だと日々の診療で実感しています。 運動もウェイト・トレーニングなどより、関節・筋肉を柔軟にするストレッチが大切で、特に体の中心に近い深いところにある、いわゆるインナー・マッスルを鍛える事が健康維持の為にも重要なのです。 ‘物事に取り組む姿勢が悪い’とか言うときの精神的な意味での姿勢も含め、全ては正しい姿勢からなんだと思います。 先にあげた、アメリカ在住の先生は、特に日本の子供達の為に、姿正道というものを作り、各地で講演をされるようです。私も機会があったらいち早く聞きに行きたいと思ってます。
2007-04-09 12:00:00
院長ブログ
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